坂本社労士のブログ

非正規従業員の待遇改善策   ( 2012.04.30 )

日本経済新聞社がまとめた2012年度の賃金動向調査では非正規従業員の待遇改善に対する取り組みについて、中長期的な待遇改善の方針では「取り組む予定なし」が62.9%と多数派。「正規雇用への転換制度の導入・促進」の16・4%など具体的な取り組みを挙げた企業を大きく上回った。

連合は春の労使交渉の重点テーマに「非正規労働者の待遇改善」を掲げたが、非組合員が多い非正規従業員の待遇改善が進まない実態が明らかになった

待遇改善が具体例では「時間給の引き上げ」がもっとも多く全体の11.2%を占めた。うち非製造業22.8%で、製造業の7.4%を大きく上回った

非製造業ではアルバイト等の労働者が多く、改善策への取り組みが進むのではないだろうか。製造業はアルバイトよりは派遣等の労働者が多いのでこの差が出るのではないかと思われる。いづれにしても、非正規労働者の待遇改善には時間がかかりそうである

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